Home‎ > ‎メンバー‎ > ‎

蟲の日々

ラボメンバーと色々な生き物(蟲)たちとのふれあいを綴ります。

春の終わり

2019/05/06 10:17 に Kai Amino が投稿   [ 2019/05/06 10:23 に更新しました ]

新学期が始まるころに羽化を始め、最初はオスばかりだったツマキチョウは、ゴールデンウィークの終わり頃になるとほとんどメスだけになっています。


羽化したての頃は紫色のムラサキハナナが咲きそろい、成虫はこの周りを飛び回りますが、なかなか花に留まってはくれず、撮影に苦戦します。
シーズン後半になるとムラサキハナナに代わって黄色いアブラナの花が咲き広がりますが、こちらの花の方が滞在時間はより長い印象があります。アブラナの花をより好むのか、羽化してからの時間が影響しているのか、一体なにが関係しているのでしょう...

ツマキチョウの産卵とともに、さわやかだった春は息をひそめ、初夏の本格的な虫シーズンの到来に胸が高鳴り出します。

映画俳優と遭遇⁉

2018/10/16 20:52 に Yuki Ando が投稿   [ 2018/10/17 18:10 に更新しました ]

日もとっぷり暮れた帰り道、大きなガのシルエットを見つけて近づいてみると…


…なにやらずいぶんと平べったいスズメガが落ちています。
目を凝らしてみれば胴体部分にくっきりと轍(わだち)が残っているではありませんか!

実はこれ、自転車か何かに轢かれてぺしゃんこになってしまった
スズメガの亡骸。腹部の模様を見る限り、おそらくクロメンガタスズメ…
…ではないかと思われますが、この写真だけでは判別が難しいところです。

写真ではつぶれてしまって見にくいですが、
メンガタスズメの仲間は胸部にドクロのような💀マークがあるのが特徴です。

その不気味な見た目から映画「羊たちの沈黙」にもキャスティングされているというのは、その道の人たちの間では有名なエピソード。この記事の筆者もぜひ1頭標本にしたい
と思っていたのですが、初めての遭遇がこんな形で訪れるとは夢にも思いませんでした(泣)

あと少し発見が早ければ…と思うと悔やんでも悔やみきれませんが、虫採りの世界は
一期一会。次また遭遇できることを願うばかりです。

“チョウ”魔術

2018/10/09 18:50 に Yuki Ando が投稿   [ 2018/10/16 19:35 に更新しました ]

キャンパス内の茂みで羽を休めているチョウを発見!

日本で最もよく見かけるチョウのひとつ、ヤマトシジミです。
カタバミに卵を産むため、庭先で見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。


実はこのチョウ、ちょっと変わった「ワザ」を持っていて…

こちらに気づくとターンして正面を向こうとします。
見える面積を減らして背景に溶け込み、かつカメラのオートフォーカスを狂わせる
極めて高度な作戦です。
※今回は分かりやすいように、こちら側も位置を調製して真正面から撮影しています


一歩引くとこんな感じ。
一度目をそらしたらもう見つけられそうにありません。

手品には、同じような仕組みでカードやCDが一瞬で消えたように見せる
「バニッシュ」という技があるそうですが、このチョウは遥か昔からそれを身につけてきたのですね。
生き物としての先輩にはやっぱり頭が下がるばかりです。

スカしたあいつ

2018/09/25 2:28 に Yuki Ando が投稿   [ 2018/09/25 3:30 に更新しました ]

小雨の降るある日、いつもの窓辺に何やら見慣れぬ影…
一見ハチのような虫が雨宿りに来ていますが、よく見るとお尻に
ふかふかのファーをくっつけています。
その姿はまるで翅の生えたエビフライ…

実はこの虫、コスカシバというガの仲間。「透かし羽」の名の通り透明な翅を持ち、
音を立ててブンブン飛び回るその姿はまさにハチそのものです。

透明な翅がかもし出すメカっぽさでさぞや人気なのかと思いきや、
調べてみると幼虫はバラ科の樹木(シダレザクラやモモなど)の害虫らしく、
案外嫌われ者のようです。


しかし成虫になってしまえば特に害もなく、ただの可愛らしいガでしかありません。
ラボメンバーには得意の見かけ倒しも通用せず、あえなく手乗りに
付き合わされることになったのでした…

ほたるがいました

2018/09/17 22:47 に Yuki Ando が投稿   [ 2018/09/18 0:58 に更新しました ]

タイトルを見て
「ん?こんな秋も深まってきた頃にホタルだって??」
と思ったそこのアナタ!鋭いですね~。

…というわけで今回の主役はこちら、ホタルガです。

黒に赤と白のワンポイント、なるほどホタルによく似た配色ですが…

近づいてみると小顔には似つかわしくないほどの立派な触角です。
ビビッドな色合いと触角のアンバランスさが、なんともいえない妖しげな
雰囲気を放っています。

余談ですが、一昔前の特撮番組にはこのホタルガにとっってもよく似た名前の怪獣が
登場していたそうです。
うん、確かに怪獣向きのデザインだ!と思って調べてみたら、見た目はまったく似ていませんでした…。

雨も降るけど霜も降る

2018/09/03 20:39 に Yuki Ando が投稿   [ 2018/09/03 20:42 に更新しました ]

部屋の前の廊下に立派なシモフリスズメがあそびに来ました。
蛾、と聞くと ヒッ となる人もいるかもしれませんが、
スズメガの仲間はつぶらな瞳と気軽に手乗りが楽しめるフレンドリーさで
一定数のファン(?)を勝ち取っているとかいないとか…




ゴマダラチョウの幼虫

2018/09/02 22:40 に Ayumi Kudo が投稿   [ 2018/09/02 22:41 に更新しました ]

ゴマダラチョウの幼虫が学内にあるエノキの葉っぱの上にいました.
おそらく終齢幼虫ですが,これから成虫になるのでしょうか?


追伸.この時期,また蚊が増えてきたので皆さん気をつけましょう.

白昼ニ舞フ漆黒ノ影

2018/04/30 23:14 に Yuki Ando が投稿   [ 2018/05/14 22:52 に更新しました ]

いやはや、久しぶりに本気で恐い目に遭いました。お化けを見たとか、そんなチャチなものではありません。

うららかな昼下がり、自宅近くの歩道橋を渡っていると突如後頭部を押さえ付けられました。
突然のことに「えっ!? 何!? 何ごと!?」と軽くパニックに陥りながら振り払うと、そこには怒り心頭のハシボソガラスが。

どうやら繁殖期を迎えた個体の縄張りに踏みこんでしまったようです。
見事な飛び蹴りを決め手すりに降り立った後も、鳴き声で威嚇しながらジリジリと距離を詰めてくるハシボソガラス。言葉も表情も持たない相手から、怒りの感情がヒシヒシと伝わってきます。その剣幕たるや、
「あ、あぁ。近くに巣があるのかい、ごめんごめん(汗)」
と思わず圧倒されて謝ってしまうほど。身体を大きく見せるために羽毛を逆立てているせいもあってか、間近で見るとかなりの威圧感です。結局、その後も繰り返し空中からの攻撃にさらされ、走ってその場から逃げるまで見逃してもらうことはできませんでした。

子供を守るために本気で向かってくる野生動物が相手では、生身のヒトなど本当に無力なのだ…と改めて思い知らされた休日でした。
(意図せず野鳥に接触してしまったので、帰宅後は入念にシャワーを浴びました。)


~以下、当時の状況(さすがに写真は撮れなかったので、絵にしてみました)~








訪れたものは…

2017/07/06 23:23 に Yuki Ando が投稿   [ 2017/07/06 23:29 に更新しました ]

セミの声が耳をかすめ、早くも夏の訪れを思い知らされる時期となってしまいました。今週前半は台風3号が襲来したこともあり、九州では被害が出るほどの豪雨に見舞われ、関東でもぐずついた天気が続きました。そんな中、どんよりとした昼下がり。研究室を出てすぐの廊下に何やら羽ばたく影が…? 雨宿りに来たんでしょうか、黒い翅に白い斑点を散りばめたゴマダラチョウと、鮮やかな赤いアクセントが目を引くアカボシゴマダラです。




この2つのチョウ、見た目はそっくりですが、アカボシゴマダラの方はもともと南に分布し、中国から日本に持ち込まれたといわれている外来種です。きれいなチョウですが、とうとうキャンパス内でも見られるようになったのか…と思うと少し複雑な気分です。

こちらには見向きもせず、ただ窓の外をじっとにらみつけるゴマダラチョウと、カメラを向けると気前よく翅を広げてくれるアカボシゴマダラ…。暖かい地域の生まれだからか、なんとなくアカボシゴマダラの方がのんびり屋さんのように感じてしまいます。

さて外来種といえば、近頃は貨物に紛れ混んできたヒアリのニュースがテレビやSNSを賑わせています。最近ついに品川の港でも見つかったんだとか…。奇しくも今日は7月7日、織姫と彦星に年に一度の機会が巡ってくる日ですね。被害が出たり日本に定着したりしてしまわないよう、星に願いを込める今日この頃です。

冬場の食卓

2016/12/14 5:54 に Ayumi Kudo が投稿   [ 2017/01/14 21:50 に更新しました ]

アトリという冬鳥がケヤキの木で実をついばむでいました。
実をくちばしにくわえてもごもごしていたので、何をしているのかと思えば、実の外側の皮を外しているようでした。

1-10 of 72