メスの交尾受容性に関する論文が公開

2017/02/01 18:01 に Takashi Matsuo が投稿
等さんが筆頭著者の論文がZoological Science誌に掲載されました。

Inheritance pattern of female receptivity in Drosophila prolongata
Yurika Hitoshi, Yukio Ishikawa, Takashi Matsuo

D. prolongataのメスは交尾受容性が低く、なかなかオスを受け入れません。オスが繰り出す特徴的な求愛行動Leg vibrationは、交尾を受け入れないメスへの対抗策として進化したのではないかと考えています。そんなD. prolongataのメスの中にも、例外的に交尾受容性が高く、ほとんど何も求愛行動をしなくても交尾を受け入れてくれる系統があることが分かっていました。

この論文では、交尾受容性の異なる系統をかけあわせることにより、F1世代では交尾受容性が高い表現型が優性に現れることを明らかにしました。この表現型はメスのえり好みに関わる遺伝子の突然変異により生じたものではないか、だとすると劣性であるに違いないと予想していたので、大変意外な結果でした。原因遺伝子座を特定することでこの謎を解くことができるのではないかと期待しています。
Comments