フィールドワーク

in三重

今年の初投稿は、研究室(テナガショウジョウバエチーム)の新年会兼フィールドワークの様子です!

今回我々は、フェモラータオオモモブトハムシ(Sagra femorata)の「むしこぶ」を採りに、三重県(鈴鹿市〜津市〜松坂市)の河川敷を巡って参りました。この昆虫は、もともと東南アジアの熱帯地域に分布していましたが、2009年に松坂市で発見されて以降少しずつ国内での分布を拡大していることが知られる外来種です。

河川敷に生える木々に巻き付いているクズをよく見てみると...

ところどころ蔓が太くなったところがあり、このむしこぶの中で、複数の幼虫たちがそれぞれアーモンド状の蛹室を作って越冬しています。

今回は、むしこぶの付いた蔓を大量に回収して車に積んでは次のポイントへ向かう、という3日間でした。

最初の数カ所では、あるのかどうかも分からずにゆるゆると探す一同でしたが、しばらく続けているうちに目を凝らせば至る所にむしこぶが存在していることに気づき、そのうち車を降りるやいなや散り散りになってそれぞれの「自分流むしこぶ探し」を実践すべく、河川敷に飛び出していくのでした(笑)


特に2日目の夕暮れに見つけたむしこぶ蔓は長大で、7mを超える蔓に10箇所以上のむしこぶが形成されていました!

僕ら学生はというと、、、

今回の収穫が直接研究に影響しないお気楽な身分ということもあってか、年末年始休みの延長戦のような気分で、グルメ旅を満喫しておりました。。。


松坂鶏、うまかった!!